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高齢者の睡眠

高齢になると、血圧・体温・ホルモン分泌など睡眠を支える多くの生体機能リズムの変化により、睡眠時間が短くなるなど睡眠にも変化が生じます。
また、高齢になると深い眠りを指すノンレム睡眠の時間が短くなります。(ノンレム睡眠は、深い眠り、レム睡眠は浅い眠り)眠りが浅いため、物音や尿意などですぐに目がさめてしまいます。認知症の方は、さらに睡眠が浅く、さまざまな睡眠問題がみられるようになります。

体内時計のリズムの乱れをリセットするために、朝、日光に浴びるのがよいでしょう。
ただし、あまりにも朝早くに目覚めてしまう場合は、起きてすぐに日光をあびることで、眠くなる時間も早まるため、朝に日光をあびるのは避けます。
運動習慣をつけることで、睡眠の質を向上させます。日中に散歩をしたり、軽い運動をするようにしましょう。
なるべく昼夜のメリハリをつけ、日中は規則的に活動するなど生活リズムを整えましょう。昼寝は、30分以内を目安にするといいでしょう。
就寝する際には、部屋の温度、湿度、音、光に注意しましょう。部屋の温度は、26度以下、冬は15度以上、湿度は50~60%が理想的です。また、就寝時には照明を全て落としてしまうと不安になり、寝付けないこともありますので、薄暗くし、ぼんやりと見える程度にするとよいでしょう。

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