薄曇りの日も多くなってきたここ最近、そろそろ梅雨の時期がやってきます。
濡れて滑りやすくなっている場所での車椅子での移動など雨の日の介護は大変気をつかうことが多いのではないでしょうか。今回は、梅雨の時期に注意が必要な点についていくつかまとめてみました。
◆ 肌トラブル
湿度の高くなる梅雨時期から夏にかけては、ムレやかぶれがおきやすく、おむつかぶれが多くなります。おむつ替えの頻度を増やす、通気性のあるおむつやパッドなどを使用するなど対策が必要となります。
かびの繁殖による 炎症「皮膚カンジダ症」の発症も多くなる時期ですが、おむつかぶれとは異なる治療法となり、あやまった薬の塗布では悪化させる恐れもありますので注意しましょう。
◆ 体温調整
暑くなったり、肌寒かったり、気温の変化にも注意をしましょう。高齢者は、暑さ寒さの変化に気づきにくく、周囲が暑いと感じているときでも快適だと思っていることがあります。
また、高齢になると汗をかきづらくなっていたり、色々な要因が重なり、室内でも熱中症にかかることがあります。部屋の室温調整、水分補給に注意しましょう。
◆ カビ
カビには80,000以上の種類があるとされていて、今もなお毎年新しいカビが発見されています。カビの胞子は小さく知らないうちに吸い込んでしまうことで病気がひきおこされる場合があります。水虫、肺炎、喘息、鼻炎などカビが原因でひきおこされる病気は様々です。こまめな掃除や換気を行いましょう。
◆ 食中毒
食中毒の70~90%を占めるのが「細菌性食中毒」で細菌性食中毒の発生は6月から8月に多く発生します。食材の十分な加熱、手洗いの徹底、消毒などを心がけることにより、感染防止につとめましょう。